さて、前回の続きです。
先週の土曜日、2号館5階の図工室でTシャツづくりの本番にとりかかりました。
この日は「渋いT」の2色刷りと、「ヤンバルシンカー(仲間)T」のネガポジ2バージョンの版を作成します。それぞれのコンセプトについては、「沖大Tシャツをつくる その2」をご覧ください。
「渋いT」は文字とシブイ(冬瓜)を分けてイメージの版下を作成します。
「Tシャツくん」を使ってシルクスクリーンの版を作ります。
前回一度やっているから楽勝!と思ったら。
大間違い。Tシャツくん専用用紙に版下をコピーしたのに、なぜか製版がうまくいきません。
トナーの種類に問題があるのか。感光がうまくいかない。
結局、普通のコピー用紙にインクジェットで印刷することで解決。
背中のロゴマークは小さいフレーム(TシャツくんJr.)を使います。
シルクスクリーンの版が感光しないよう、カーテンを閉め、部屋を暗くしています。
まずは背中のロゴマークから印刷開始。
ドライヤー、アイロンをあてて乾かします。
ここまでで午前の部終了。ブレークは暖かいバルコニーでお弁当。
午後の部「渋いT」の2色刷りはまず文字から。黒いインクを乗せて、かすれないように・・最後までスキージをひっぱります。
シブイの2つめの版を印刷しているところは作業に夢中で撮り忘れました。文字はすでに印刷されているので、シブイがちょうどよい位置になるように調整して思い切り良く刷りました。
ドライヤーでかわかし、アイロンをあてていきます。2色刷りだと工程が増えるので、時間がかかります。
「ヤンバルシンカーT」の白いインクが途中で足りなくなってしまい、首里の画材屋さんに走りました。版が大きいので、結構インクをたくさん使います。
だんだんこつがわかり、刷るのが上手になっていきます。
効率良く作業を進めるためには、段取りが重要。Tシャツの中にスプレーのりを塗ったボードを入れ、印刷する部分の布地をしっかり平らに伸ばしておかなくてはなりません。「Tシャツくん」付属のボードだけでは間に合わないので、100円ショップでB3のプラスチック板を購入、半分に切ったものを数枚用意しておいたのが役に立ちました。Tシャツが痛まないよう、プラ板の角は丸くはさみでカットしておきました。間髪入れずに次々と印刷できます。
白いインクを拭き取って、黒いインクで白地に印刷した「ヤンバルシンカーT」。
できた!
「ヤンバルシンカーT」の白黒反転バージョン。
うしろのはこんな感じ。ゼミ特製沖大ロゴ。
お疲れさまでした!
作業を始めたのが朝の10時、片付け終わったのが夜の10時でした。12時間がんばった面々。
文、写真:O
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