沖縄の昔と今を写真と地図で見る

こんにちは。2023年度3年生ゼミより久しぶりの投稿です。
 
今年(2023年)の初め頃、「リメンバリングオキナワ」(岡本尚文編著、トゥーバージンズ出版)という本が出版されました。この本は、戦後~復帰前の沖縄に滞在していたアメリカ人が撮影した沖縄の写真と、同じ構図で写真を撮影し、現在と比較しているものです。時代による変化をビジュアルに理解でき、歴史を実感できる本となっています。
そこで、私たちのゼミでも沖縄本島南部において、復帰前に撮影された写真と同じ構図で写真を撮り、さらにそれをデジタルマップ上に載せるというプロジェクトに取り組んでみることにしました。
復帰前の写真は那覇市歴史博物館のデジタルアーカイブ、昔の沖縄の写真集、復帰前に沖縄に滞在していたアメリカ人のドン・キューソンさん、ジョン・スクラッグさんが運営するデジタル写真アーカイブ「Remembering Okinawa」(https://www.rememberingokinawa.com/page/remembering_okinawa_home)

から選択しました。

いくつか事例を紹介します。


【那覇】壺屋やちむん通り

1950年代の壺屋やちむん通り。

(出典:那覇市歴史博物館)
真ん中にガジュマルの木がみえます。中央に写っているのは南ヌ窯で、荒焼の焼き物(かめ類など)が焼かれていた共同窯です。一帯は木が多く、現在のやちむん通りのような店が全くみえません。戦争で全て焼失しまい、食事をするための器が必要だったため、戦後早い時期に壺屋に人々が戻りました。登り窯は残っていたようです。この壺屋の町から戦後の那覇の復興は始まったといえます。


2023年6月撮影 現在のやちむん通り。


70年前の風景の面影があり、ガジュマルの木も残っています。現在の琉球石灰岩の石畳のやちむん通りは2000年ごろに整備されました。通り沿いに色々な店が増え、那覇市立壺屋焼物博物館もあります。落ち着いた雰囲気が残っています。


 
【那覇】明治橋

1953年の明治橋。

(出典:那覇市歴史博物館)
戦時中爆破された明治橋は、戦後の1953年米軍によって再建されました。この写真は再建されたばかりの明治橋です。当時の明治橋の周りは建物が少なく、川向うに小禄の地形がみえます。

2023年6月撮影 現在の明治橋。


現在の明治橋は戦後2代目の橋です。1953年に米軍が建設した橋は1984年に老朽化により取り壊され、現在の橋にかけかえられました。明治橋の周りには高層の建物が増え、川向うの地形はみえません。交通量も多くなっています。

【那覇】波之上宮

1953-55年の波之上宮

 【出典 土井貢氏  那覇市歴史博物館所蔵】

 前面の道路は未舗装で爆撃を受けた鳥居はまだそのままの状態です。両脇の建物は、参拝に来た人が立ち寄るためのお店のように見えます。

2023年5月7日撮影の波之上宮

鳥居が新しく作り替えられ、道路も整備されてました。また、歩道側には当時見られなかった電信柱が多く建っています。

【南部】南城市玉城

1956年南城市玉城の水田風景

出典:Remembering Okinawa

玉城は沖縄本島南部では珍しく、水が豊富で稲作が盛んであった地域です。平野部に水田が広がっているのが見えます。
現在の風景との違いに驚かされます。

2023年6月撮影 南城市玉城

現在では、水田はすっかり姿を消してしまいました。ほとんどの農地でサトウキビが栽培されています。潮風を防ぐために沿岸に防風林が植えられました。

Remembering Okinawa https://www.rememberingokinawa.com


 
これらを実際に地図上にプロットしたデジタルマップがこちらです。


クリックしてあちこちの昔と現在を比較してみてください!

文責:上江洲
編集:O

与座ガーと嘉手志ガー:糸満の湧泉

【那覇周辺360度カメラお散歩シリーズその3】は、糸満の湧泉、与座川(ガー)と嘉手志川(ガー)です。

与座ガー

与座ガー

糸満市与座という集落の西側に、1日の湧水量約2500トンが切れ目なく湧き出ている水源が存在します。

まずは与座ガーのバーチャルツアーから。360度カメラで撮影しました。

与座ガーは、糸満南部の丘陵地帯の石灰岩層から湧き出している水源です。
三山時代、お墓を作ろうとしていた時に偶然発見されたと言われています。
琉球王府時代に湧出口から石造の水路を整備されました。
大正時代初期には製糖用の水車が置かれ戦前まで利用されていました。昔はサトウキビを収穫すると、牛に引かせて砂糖(サーター)車を回し、汁を絞るのが普通でしたが、与座では水力を使って車を回していたとのことです。
太平洋戦争後はアメリカ軍の水源地「ワーラーポイント」(水揚場。ワーラー、という音が実にアメリカ英語らしい)として利用され、住民は立ち入ることができなかったそうです。
その後、約30年におよぶ水源地解放運動によって与座区の人々に返還されました。
参考:沖縄文化遺産デジタルアーカイブ 沖縄の水源 与座ガー  https://digitalarchiveproject.jp/information/%e6%b2%96%e7%b8%84%e3%81%ae%e6%b0%b4%e6%ba%90%ef%bc%9a%e4%b8%8e%e5%ba%a7%e3%82%ac%e3%83%bc/


与座ガーは昔からどのような日照りでも枯れることはないと言われていましたが、現在も驚くほど豊富な水量の水源で、農業用水として利用されています。
区民による五穀豊穣や子孫繁栄などを祈る行事なども行われているそうです。
平成16年には集落地域整備事業「ヨザガー公園整備」が行われ、親水公園となりました。
記念として製糖用水車の模型が設置されています。
与座地域の飲料用、農業用の給水場、手洗い場、農作物の泥落としに使われるほか、子供用の小さなプールや滝などがあり、地元の人々に親しまれています。

サトウキビの苗が水につけられている風景

* * *

嘉手志ガー
 
与座ガーから車で約2分、同じ糸満市内の大里という集落には嘉手志ガーと呼ばれる湧水があります。

嘉手志ガーで遊ぶこどもたち。

嘉手志ガーのバーチャルツアーはこちら。

三山時代、沖縄本島南部では南山が栄えましたが、この嘉手志ガーが水源として重要な存在で、「水の国(みじぐに)」とも呼ばれたそうです。
地元では大川(ウフガー)と呼ばれてきました。
こちらの湧水もとても豊富で、現在も生活用水や農業用水として利用されています。
与座ガー同様に、湧水をせき止めた天然のプールは夏の間、子供たちの絶好の水遊び場になっています。
地元の大里自治会が周辺の美化保護活動を行っているそうです。
参考:ニッポン旅マガジン 嘉手志川
https://tabi-mag.jp/on0156/

長い歴史のある湧水をこれからも大切にしていきたいですね。


 
参考文献
・糸満市史–村落資料–旧高嶺村編 2013年
・懐かしき沖縄~山崎正薫らが歩いた昭和初期の原風景~ 琉球新報社 2000年

担当:上原
編集:O

大山の田芋畑

【那覇周辺360度カメラお散歩シリーズその2】 は、宜野湾市大山の田芋畑です。

田芋は、沖縄で伝統的に食されてきた里芋の一種で、稲のように水田で栽培されます。

稲よりも早く伝来した作物であることから、正月、お盆などの伝統行事に欠かせない食材となっています。

宜野湾市大山の田芋畑は、国道58号線と宜野湾バイパスに挟まれた崖下の平地で、南北1.5kmに広がっています。

戦前は那覇への水源として使われてきたほど水量の豊富な湧水があり、稲が栽培されていた時期もありますが、1960年代後半から田芋の生産地として知られるようになりました。現在も県内では金武町と並ぶ田芋の生産地です。

水田は湿地環境でもあることから、市街地に近いながらも様々な絶滅危惧種の生物が確認されており、貴重な生態系を残す場所でもあります。

360度カメラで撮影したVRツアーをご覧ください。


大山の湧水

ただ、最近は周辺に大規模なマンション等が建ち始めて湧水に影響が出ているとのことです。3箇所ある湧水のうち、1箇所は水が出ていませんでした。近年は高齢化が進んだこと等で、畑の耕作放棄が増えているようです。都市計画上も市街化区域となっているため、次第に住宅地に変わってゆくのでしょうか。

2022年5月の沖縄タイムスの記事に田芋畑の現状が紹介されています。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/966243

青々とした田芋畑が広がる風景が失われるのは残念ですね。

担当:濱村

編集:O

カーミージー:浦添パルコシティ近くの小さな自然海岸

【那覇周辺360度カメラお散歩シリーズ 】Gopro Maxの360度カメラ、Thinglinkというプラットフォームを使って那覇周辺のちょっとおもしろい場所を紹介していきます。まず最初は浦添市のカーミージから。

* * * * *

買い物客でにぎわう浦添パルコシティ。その目の前に広がる浦添市西海岸沿いには、うつくしいサンゴ礁の海が広がっています。
中でも特にきれいな風景が見られるのは、浦添市で唯一の天然ビーチであるカーミージーです。


カーミージーとは沖縄の方言で「カーミー」は亀、「ジー」は岩礁、瀬を意味しています。サンゴ礁の岩の形が亀の伏せたような姿にみえることから、カーミージー(亀瀬)と呼ばれています。

まずはカーミージーのバーチャルツアーをつくってみたので、360度の風景をお楽しみください。画面のタグをクリックするとその場所の360度風景が見られます。つづいて→をクリックすると、次の場面に進んでいくことができます。


カーミージーは、沖縄県民にもそれほど知られておらず、これまで穴場といわれるようなスポットでした。
しかし、現在では近くにパルコシティーができたこと、2018年に浦添八景に登録されたことから、以前よりも認知されるようになってきました。

カーミージーの名前の由来であり、ビーチのシンボルである岩は、昔から人々が大切にしてきた神聖な場所であり、かつ生活の場所でもありました。以前は岩の上に拝所が設置されていましたが、現在は浦添市が管理しており、拝所の位置は移動され、岩の上に登ることはできなくなりました。岩はパワースポットのような場所でもあるようです。

カーミージー付近の海はイノー(サンゴ礁に囲まれた浅い海)になっています。海岸付近の開発や埋め立てによってイノーが埋めてられ、浦添市ではカーミージー周辺にしか自然海岸は残っていません。そのため、とても貴重な風景となっています。

戦前のカーミージーは子供たちが遊ぶ場所であり、人々に海の恵みを与えてくれる祈りの場でした。しかし、戦後は米軍の占領下となり、カーミージーがある西海岸一帯は米軍基地施設で覆われてしまい、地元の人々から遠ざかるかたちとなってしまいました。ただし、カーミージー周辺はアクセスできたようです。
2005年に西海岸開発計画が出される中、地元の港川自治会の活動によってカーミージー周辺の重要性が見直されることになりました。
カーミージー周辺は浅く平坦な礁池があり、小さな子供でも比較的安全に自然観察を行うことができます。そこで、カーミージーが自然体験や環境学習の場として活用されるようになり、こうした活動のおかげでカーミージー付近は開発されることなく保存されることになったそうです。
一方で、貝や魚の乱獲によってカーミージー付近の生態系は変化しており、現在は生物を含めた保全活動が行われています。

【参考URL】「里浜カーミージーを保全しながら活用するための
ガイドライン」:カーミージーの海の環境保全に取り組むうらそえ里浜ネットワーク実行委員会が作成した保全のためのガイドライン。 https://www.shikatani.net/kamiji/guideline.html

カーミージー周辺での環境学習や生態系の調査についても詳しく紹介されている。https://www.shikatani.net/wp/minatogawa/teitenall/biao_zhi.html

最近、市が拝所整備を行い、コンクリート舗装したために昔のような風情がちょっとなくなってしまいました。でも、海岸部分は本来の浦添の自然の風景を満喫することができる貴重な場所です。

カーミージーは、自然海岸なので、人工的なビーチのようにビーチパーティや海水浴客でにぎわう場所ではありません。貴重な自然海岸をこれからも大切にしていきたいです。

カーミージー:
浦添市港川にある自然の岩礁。那覇空港から約10キロ。
なお、「浦添八景」とは未来に残したい浦添市の原風景として、浦添市が選定した場所のことを言う。

担当:金城、仲地(十)

【中部編】北谷ウォーキング。サンセットビーチ~アラハビーチ(後編)

北谷ならではの、美しい風景を歩いて楽しめる、健康的なウォーキングコース。

前編からの続きです。

夕陽の美しいサンセットビーチから歩き始めます。

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階段を降りるとビーチなので、そこで休憩もいいですね。

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ビーチの上の道は、半円形になっているので、そこを進みましょう。

陸上競技場があるのでそこから4キロコースに進みます。

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4キロコースと1.3キロコースがあるので間違えないようにしましょう。

進んでいくとこんなかんじです。

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道に矢印が描かれています。

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看板がでてるのでそれにそって進んでいきます。

左手にソフトボール場。

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また道がわかれるので右に。

アラハビーチ方面に進みます。

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そしてこの橋を渡ればあとは道のりにまっすぐ進むだけです。

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途中の木陰とネコ。

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この橋を渡れば、いよいよアラハビーチです。

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アラハビーチ!

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夕方泳ぐひとたち。

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ビーチのほかにバスケットリングや船の形をした公園などがあります。

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また季節によってBBQもできるので地元の人たちにも人気です。

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この道も道なり進みます。

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道がわかれてるんですが、ここもまっすぐ進みます。

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歩きながら見える景色はこんな感じ。

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日本じゃないような雰囲気。

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そしてこの道をまっすぐ進みます。

ここを右に曲がります。

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この道をまっすぐ進みましょう。

ここでゴールです。

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季節や時間によって、海の色も光も変化します。

みなさんもぜひ体験してみてください。

 

文、写真:上地

【中部編】北谷ウォーキング。宮城海岸~サンセットビーチまで(前編)

沖縄中部の北谷(ちゃたん)には、海沿いに歩いたり、走ったりできるウォーキングコースがあります。
宮城海岸からアラハビーチまで、距離にして、6.18キロメートル。
外国人のランナーや、犬を散歩させている人、サーフィンをしている人なども。
土日祝日は特に多くの人々が行き交う人気のルートです。
途中、おしゃれな飲食店やバーなどもあり、美しい海を満喫しながら休憩することもできます!
それではコースの案内をします!

スタート地点は宮城海岸の一番右奥、馬場公園のすぐ隣の地点です。

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最近整備されたばかりで、赤と白のインターロッキングブロックで舗装されています。

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宮城海岸も見えます。

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スタート地点を曲がるとアメリカ風のマンションやアパートがあり、カフェやダイビングのお店もあります。

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さらにどんどん進んでいきましょう。

舗装のブロックが赤と白から青と白に変わり、左には北谷浄水場。

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ここは沖縄本島で唯一、海水の淡水化が行われている施設です。

そこをすぎると釣り場があります。

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地元の人からはサンハマとよばれてます。

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サンハマでは、よく晴れた日には浦添までみえます。
また、アラハビーチもみえます。

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そのさきに進むと北谷の港区があります。

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まっすぐ進むと、サンエーの食品館があります。
サンエーを右に曲がります。

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その先に交差点があるので右に曲がります。

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その先の右側に信号があり、右側にホテルヒルトンと書いてある看板があります。

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そこからフィシャリーナにはいっていきます。

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この道を真っ直ぐ行きます。

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この道もまっすぐ進みます。

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さらに進みます。

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ここは、北谷の隠れた名所、デートスポットです。
ここから夕陽が沈んでいくのを眺める人が多く、カップルや観光客が多く集まります。

この道をまっすぐ進んだらサンセットビーチです。

後編の(サンセットビーチ~アラハビーチ)に続きます。

(前編終了)

 

文、写真:上地

 

 

 

沖縄フットサル事情。

どーもどーもJUNです。

リオ・オリンピック、盛り上がっていますね!

さて、皆さんは「フットサル」というスポーツを知ってますか?

そもそも、なぜ「フットサル」というのか?疑問に思う人も多いと思います。

フットサルの名称の由来はスペイン語の「futbol de salon(フットボール デ サロン)」。

意味は、室内で行うサッカーなんですけど、それがいつの間にか短くなり、「フットサロ」から「フットサル」と変化したそうです。

最近では、シニアや女性のプレーヤーも多くなっていて、年齢や性別が関係なく楽しめるのもこの競技の魅力の1つです。

私自身も、6年前からフットサルを楽しんでます。

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たくさんの人々を魅了するフットサルですが、今回は、沖縄のフットサル事情を紹介したいと思います。

・今年で15回目の沖縄フットサルリーグ。男性は3部リーグまであり、チーム数は27チームと結構多い。

・女性の部もあり、今年は6チームで対戦している。

・リーグに参加していないチームもあるので、もっとチーム数は多い。

 

なんといっても気軽にできるのが、フットサルの大きな魅力。

そこで今回、誰でも気軽にフットサルを楽しめる場を提供してる「豊見城ティーダイン」に行ってきました

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「豊見城ティーダイン」では、大会や個人参加のフットサル(通称:個サル)やフットサルスクールもやっています。

また、コートを1面借り、チームで練習するのも可能です。WEBや電話で予約出来ます。

・コート1面の料金は、平日10時~18時は6,300円、18時~23時は10,500円。

・土日(祝)9時~23時は10,500円。

・学生はALL3150円です。

大会は、1か月に20~25回行われています(そう。ほぼ毎日です。平日はナイトカップが行われています)。

「集まれちびっ子ギャング達(U9)」9時~14時 大会費 1チーム2,000円

「night cup終わったら飲み会だよ!大会」20時~22時 大会費 1チーム6,480円

「ビギナーズチャレンジカップ」9時~14時 大会費 1チーム7,560円

などなど。

上にあげたのはごく一部で、サッカー、フットサル未経験者、女性、子どもなど、自分たちのレベルに合った大会を見つけられると思います。

フットサルをやってみたいけど、仲間がいなかったり、試合ができるほどの人数が集まらない。そんな時は一人でも予約できる「個サル」をおすすめします。

個サルは、初心者から上級者までをランダムに、5名のチームに分け気軽にゲームするものです。

毎週、火、木、土、日に、開催されてます。

・火曜日、木曜日は、20時~22時 一般1,080円 学生540円で定員25名。

・土曜日、日曜日は、18時~21時 誰でも540円 定員20名です。

とても人気があるので予約をおすすめします。

ところで、「豊見城ティーダイン」の一番の魅力は、屋外の人工芝のコート3面を全部使って行う大会があることです。

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その名も「ソサイチ」8人制フットサルです。

まず、コートが3面あるのは、沖縄県でこの施設だけです。

なので、8人制フットサルができるのはここだけですね(笑

 

8人制フットサルのルールとは。

まず、コートの広さが普通の3倍になります。なのでゴールも大きくなります。

ボールが外に出て、中に入れる際にはサッカーと一緒でスローインです。

あとは、何も変わらないです。

 

ということで、私もチームで参加してみました!

この大会は、募集数は5チーム。大会費は1チーム9,720円でした。

やってみると、見た目以上にコートが広く、1試合終わるとへとへとでした(笑

5チームの総当たりなので、確実に1チーム4試合はします。

なので、10名以上チームにいたほうがいいと思いました。

試合は、順調に勝ちすすみ、なんと!優勝しました。

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優勝すると、ボールがもらえます。また参加賞でチームに1枚、試合前に撮ったチーム写真がもらえます。

人気の大会なので早めの予約をおすすめします。

まだまだフットサル人口は増えると思います。

年齢や男女問わず誰でも気軽にできるっていうのが、フットサルのいいところ。

皆さんも一度参加してみてはいかがですか?

 

文、写真:JUN

【中部編】平敷屋青年会のエイサー

今日はお盆のウークイ(お送り)。
平敷屋のエイサーを紹介してもらいました。

O.
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うるま市にある与勝半島のエイサー。

それこそ沖縄の代表とも言えると私は思う。

昔からの伝統を守った独特な踊り。

見る人の心を打ち、時を忘れさせる。

各青年会ごとに自分達のスタイルとプライドを強く持ち、沖縄のエイサー界で最もそれが強調されている地域だ。

数ある有名な青年会の中、平敷屋青年会に目を向けてみた。

平敷屋青年会は西(イリ)、東(アガリ)に分かれて活動している。

平敷屋のエイサーは200年以上の歴史があると言われるが、今から100年以上前の明治37(1904)年、当時の青年会会長らが沖縄一と言われていた名護市世富慶地区のエイサーを研究し、それを参考に踊ったのが現在のかたちの始まりだそうだ(http://www.dydo-matsuri.com/archive/2011/eisa/)。
念仏踊りとも言われる。

踊る際には大太鼓はいない。

一見地味だ。

テーク(小太鼓)、ナカワチ(チョンダラー)、ジーヌー(手踊り)、酒持ち、旗持ち、三線での演技となる。

最初に踊るナカワチ「頭(かしら)」とも言われる、二人組の登場から、テーク、パーランクーと続いて入場する。

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平敷屋エイサーの特徴でもある太鼓の横打ちスタイルである。

踊る際は常に中腰。

どこでも裸足だ。

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足の運び方、変換隊列などすべてが見事に調和している。

集団の演舞の美しさから、伝統の重みを感じさせられる。

西の踊りはしなやかで女性のような踊りをする。

東は男性っぽく力強く踊るスタイルだ。

衣装も異なり、良き永遠のライバルだ。

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練習でも自分たちの特色を踊らなければ、OB達から東と西とでの踊りは一緒ではないのだと強く指摘される程だという。

練習場は東が地元の平敷屋小学校体育館、西が平敷屋漁港の隣の浦ヶ浜公園という場所で行っている。

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この浦ヶ浜公園でウークイの後日、「平敷屋エイサーの夕べ」という祭りを開き、それを終えると、この地でエイサー活動としては幕を閉じる。

エイサー活動が終わると東、西と互いに称えあいながら本来の平敷屋の若者となる。

若者と言うのはそれぞれ年齢制限が設けられているからだ。

三線は25歳以下、ジーヌーは23歳以下と現時点ではなっている。

平敷屋エイサーの一番のイベントがウークイ(お盆の最終日)の日、毎年地元平敷屋にある神谷神社(拝所)で行われる。

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そこでは東、西共に一時間程、演技を行い、そのあと、ナカワチ(チョンダラー)だけで余興を行う。

その踊りは一見の価値あり。

毎年テレビ局など沖縄だけでなく、全国からメディアが訪れる。

平敷屋は、エイサーという地元の伝統を守り抜く事に非常に力を入れている地域なのだ。

 

文、写真:島袋

アジア街・楊の店で、台湾家庭料理。

那覇公設市場の近くで台湾・花蓮出身の楊鳳英さんが営む台湾家庭料理の店、「アジア街楊(ヤン)の店」にゼミランチに行ってきました。

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もともと、那覇市三原で7,8年前から店を開いていたそうですが、そちらは夜中心の営業でした。

今年の8月に開南バス停に近い牧志のサンライズ通りに移転して、朝11時半から夜9時まで、昼中心にしたそうです。

楊さんいわく、一番オススメは台湾では定番料理のルーローファン(600円)。

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煮込んだ豚肉をかけたご飯で、冬瓜のスープと小鉢が付いてきます。よーく混ぜて食べるように教えてもらいました。

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人数が多かったので、いろいろ頼んでみました。

私のオススメは焼き餃子(水餃子もあるそうです)。

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定食(600円)または一品料理が注文できます。餃子はとても一個が大きくとてもジューシーで食べ応え抜群!

ビーフン炒め(600円)。

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空心菜炒め(500円)。

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沖縄ではおなじみのウンチェーバーですね。

初めて食べたピータン(あひるの卵)豆腐(400円)。

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黄身はとろっと、白身は透明のゼリーのようになっていて、ちょっと甘口のたれと合います。

茹で鶏(600円)。白ネギがのっています。

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熱々の大根餅(600円)

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デザートも行ってみました。

四種類の果物が入っているマンゴーかき氷(500円)。

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台湾からかき氷機を取り寄せたそうで、氷の粒がとても細かいのが特徴。マンゴーの他、パッションフルーツ、干しパパイヤ、干しスターフルーツをのせ、練乳をかけてピーナツをトッピング。

仙草かき氷(400円)。薬草の一種の仙草のゼリーとピーナツがのっていて、冬瓜のシロップがかけられています。

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餃子や、手作りの台湾肉粽(豚肉入りのもち米のちまき、250円)のテイクアウトもできます。

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店主の楊さんは日本在住28年、日本語が上手で気さくな方です。

実は楊さんの娘さん、沖縄大学法経学部の卒業生。先輩のお母さんでした。

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ところで、このあたりは、ちょっと迷路のようなマチグワーワールド。実は道に迷って30分以上遅刻してしまいました。

近くの店の人が「浮島通りの丸國マーケットを目印にして来るといいよ、と教えてくれました。

昔、学生服の加工をしてもらっていたようなちょっと不良なおじさんたちはみんな知ってるよ、と。

皆さんも台湾家庭料理+マチグワー散策、ぜひ行ってみてください!

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アジア街 楊の店

900-0013

那覇市牧志3-4-8

11:30~21:00(ラストオーダー20:30)

定休日:水曜日

090-1944-7572

 

文  ・写真 オクダ、O

豊崎のビーチでお散歩。

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那覇空港から車で約15分で行ける人工ビーチ、豊見城市豊崎の美らSUNビーチにお散歩行ってきました。アウトレットモールあしびなーもすぐ近くにあります。

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無料駐車場のすぐ側には、広い芝生があります。

空港が近いため、何分かおきに飛行機が発着する姿を見ることができます。

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お散歩中、有名なスポットを発見!

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実はここ!妻夫木聡さんと長澤まさみさん出演の映画「涙そうそう」のロケ地となった場所だったのです。

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ビーチサッカーやバスケットボールを楽しむこともできます。公園管理事務所からサッカーボールとバスケボールを借りることができるので便利です。

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あと、沖縄の定番、ビーチパーティー。ここは仕事の忘年会や送別会、部活動での歓迎会などで利用されて大人気です。

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公園内の施設で、BBQセットを借りることもできますし、食材のセットを予約して買うこともできます。学生には1番安いAコース¥1.100(一人分牛肩ロース200g、焼き鳥2本、ウィンナー2本、野菜セット150g、カットコーン)、社会人には¥1.600のBコース(牛ロース200g、琉球あぐー(うで/もも)80g、焼き鳥2本、ウィンナー2本、やきそば麺80g、野菜セット100gが)人気です。

この夏限定で、公園管理事務所が「CORONA SUNSETS BEACH OKINAWA」という屋外テラス付きの飲食スペースに!

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9月23日までだそうです。

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豊崎美らSUNビーチ
住所:沖縄県豊見城市豊崎5-1
遊泳期間:4月1日~10月31日
TEL:850-1139

 

文、写真:遠藤