「いただきマース。」Tシャツの試作!

Tシャツのデザインが決まったので、11月23日、試作にとりかかりました。

用意したのはドンキホーテで買ってきた4枚1パックの安いTシャツ。

これに実際に刷ってみることにします。

ベースは昨年と同様、Tシャツくんをつかってシルクスクリーンで版を製版、印刷します。

版下を製版機の大きさにあわせて切ります。

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専用スクリーンは薄い繊維のシートで、感光乳剤が塗られています。紫外線に当たると感光乳剤が固まってしまうので、部屋を暗くして作業します。

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製版が終わったら、スクリーンについている感光乳剤をきれいに洗い流し、ドライヤーで乾かします。

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これは失敗。「い」の字が出ませんでした。シートの保管中に光があたってしまったのか。

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製版したスクリーンをTシャツの上に設置し、インクを置いてスキージ(刷ヘラ)で均等の力で刷っていきます。技術指導は昨年度ゼミ生の玉城くん。

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オクダくんも挑戦。

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器用な金城くん。

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刷り終わったら、ドライヤーとアイロンで乾かします。

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こんな感じ!白インクがちょっと薄いのと、汚れが気になりますが、本番までに改善することにします。

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*  *  *

さて、今回の目玉はエアブラシです。

エアブラシとは、塗料を圧縮した空気で霧状に吹き付ける道具です。

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火星の色をエアブラシで表現します。

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最初は赤一色で色をつけましたが、赤みが強すぎるので、下地に黄色を塗ってから、赤い色を吹き付けることにしました。

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周りに飛び散らないよう、丸く切り抜いたスチレンボードを用意しました。

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シルクスクリーンより簡単♪

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段ボールの塗装ボックスもあり合わせでつくりました。

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こんな感じ。

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できたTシャツを並べて♪

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モデルはもっちゃん(表)、トラ(裏)。

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記念撮影!

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年明けの本番までに修正すること:

・紙ではきれいに刷れたが、布地だと白が薄かった。ベースのインクをもっとべったりと濃くする(インクを変える)。

・ソルトシェイカーの線がつぶれたので、もう少し太くする。

・版が少し汚れているので、修正する。

・図柄を少し大きくして迫力を出す(大きな版を製版できるTシャツくんワイドを購入!)

*  *  *

初めてのエアブラシでしたが、2色を使って、火星の雰囲気をうまく表現できました。

乞う、ご期待!

 

文、写真:赤嶺、O

サトウキビから作られる、沖縄のもうひとつの地酒。ラム酒。

720ml300ml3

ラム酒というのはサトウキビから作られる蒸留酒のことです。

バカルディや、ロンリコなどが有名ですが、ここ沖縄にも地元のサトウキビを使って作られるラム酒が存在するのです。

国産初のラム酒です!!

沖縄の南大東島産のラム酒・コルコルです!

種類は赤と緑の二種類。

赤のコルコルは、糖蜜を使った一般的な製法のラム酒です。

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糖蜜ラム酒のコルコル。720ml入りと300ml入りがあります。
糖蜜
これが糖蜜。製糖工場で砂糖(ざらめ)を精製する際、副産物として産出されるものだそうです。

緑のコルコルはサトウキビの絞り汁をそのまま薄めて造るアグリコール製法という方法で作られています!!!

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サトウキビ絞り汁ラム酒のコルコル・アグリコール。

アグリコール製法とは?

サトウキビは刈り取った瞬間から発酵が始まるため鮮度が落ちやすい作物です。この製法のためには、農家から直接工場へ搬入し、そのまま工場で絞らなくてはなりません。

そのため、この製法を使ったラム酒は生産量全体の3パーセントしかありません。サトウキビ収穫の時期以外は生産できないためです。

さて、味の方はどうかというと、赤の方は熟成させればさせるほど、味が変わってくるので、成長が面白い酒とのことです。お酒が強いという人や、酒じょーぐー(酒好き)の方におすすめです!

緑の方は、先ほど説明したアグリコール製法という特殊な製法により、すっきりとした飲み心地で、後にほんのりと甘みが感じられます。飲みやすく、味が安定している優等生。お酒が苦手という人も比較的飲みやすく、特に女性におすすめだそうです。

◎    ◎    ◎

さて紹介が遅れましたが、今回話を聞いたのは、グレイス・ラムの代表取締役、金城祐子さんです。

金城さんは沖縄大学の卒業生!大先輩です。

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沖大キャンパスにて。

金城さんは、もともと沖縄電力の関連会社で働いていたそうです。

お酒が好きなこともあり、友人のバーを応援するため通っていた時、偶然出会ったフランス人に勧められて、沖縄産のサトウキビを使ったラム酒のベンチャーを思いついたとか。

当初、沖縄電力のベンチャー企画として創業し、いろいろな検討をした結果、南大東島に行き着いたと言われていました。

最初は農家や製糖工場の人の理解を得るのに苦労されたようです。

会社名は「グレイス・ラム」。

立ち上げ当初は酒造免許を取ったり、税務署の条件を満たすのが難しく、困難が多かったとか。

今では、南大東島の皆さんともすごく仲良くさせてもらっている!とおっしゃっていました。

コルコルのラベルも南大東島の地図を使用しているほどです!

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ラベルが南大東島のかたちをしています。模様のように見えるのは地形です。

現在はヘリオス酒造の子会社になっています。

グレイス・ラムでは、25度のコルコルも売っているので(普通は40度)、お菓子作りなどをする方にはこちらもおすすめです!

コルコルはホワイト・ラムで、無添加・無着色。だから、色のきれいなお菓子やカクテルにも使えます。

(写真の奥に見えるのはラム酒を使ったケーキです。こちらにも詳しく紹介されています。黒糖入りのパウンドケーキチョコレートも。)

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25度のコルコルはお菓子づくりにオススメです。

わしたショップやドンキホーテ、那覇空港、最近できたライカム等で販売されています。

ぜひ皆さんも沖縄の天然の素材を活かしたコルコルを味わってみてください。

株式会社グレイス・ラム

住所:〒900-0036 沖縄県那覇市西2-20-17 大共港運(株)本社 1F

(本社・工場は南大東村字旧東39-1)

Tel:098-941-3610 Fax:098-941-3611

email:info@rum.co.jp

http://www.rum.co.jp

文、写真:赤嶺