沖大Tシャツをつくる その2

「沖大Tシャツをつくる その1」の続きです。

サンプル1のタイトルは「渋いT」です。 冬瓜tシャツ7 のコピー

沖縄ではトウガンのことを「シブイ」と呼び、県民には煮付けなどでなじみの深い食材です。

アップルのりんごもかじられていますよね。 Unknown これもかじってみたら・・・シブイ?

◎ ◎ ◎

サンプル2のタイトルは「ヤンバルシンカーT」です。

夏のある一日、ヤンバルの海に出かけた仲間を撮影。 IMG_0651 のコピー

この写真をフォトショップで加工してTシャツのデザインにしました。ヤンバルライフ4 のコピー

沖縄の言葉で「わったーシンカー」は「僕たち仲間」という意味です。

また、シンカー=SINKERは、ダルビッシュ投手の決め玉。 つまり、沈むという意味ですが・・。

「いいえ、僕たちの友情は決して沈みません!!!」

◎ ◎ ◎

先週の土曜日、サンプルを試作してみました。

版下をつくって、シルクスクリーンを感光させてイメージを製版します。 DSC05038

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版ができたら、慎重にインクをのせて、刷ります。 DSC05044

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インクがかすれたり、汚れたり、結構むずかしい。 DSC05053

黒いTシャツにも印刷してみる。DSC05056

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ドライヤー、アイロンでかわかして。DSC05061

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何とか出来ました!DSC05058

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この日の作業はここでタイムアップ。背中のロゴもあとから入れる予定です。年明けに本番Tを印刷する予定です!

では、みなさんよいお年を。

追伸: 12月12日の法経学会ゼミナール大会で「那覇ウォーカー+」のプレゼンを行い、準グランプリもらいました! DSC05076

文、構成:シーサー星人、仲間、O

今も変わらぬ老舗の味。千日のぜんざい。

ぜんざい1

沖縄の「ぜんざい」は、かき氷の下に甘く煮た金時豆が入っているというもので、他県のぜんざいとは別物である。高校の隣にパーラーがあって、ラグビー部の練習の帰りによく友達とたむろして、僕はミルクぜんざいを食べていた。

今回、僕が訪れたのは、沖縄ぜんざいの「千日」。千日は創業六十年、いわば沖縄ぜんざいの老舗である。
ぜんざいを口にいれた瞬間に広がるふわふわの氷と甘い金時がおりなす美味しさ。ここ千日のぜんざいの味は、県内外や世代問わずみんなから愛され続ける味だ。

ぜんざい2

ミルク金時450円。

いちご0

いちごミルク氷450円。いちごミルク金時500円。

「千日のお客さんの中には、親子三代にわたってくれるお客さんもいるんですよー」
こう笑顔で話してくれたのは先代・金城新五郎の三女、小坂れい子さんだ。
創業者の新五郎さんは、とても研究熱心な方で、長年変わることなくみんなから愛されているぜんざいのレシピを考えた。
そんな新五郎さんの熱意が分かるエピソードも聞くことができた。新五郎さんは、沖縄で最初にたい焼きを売り出した方でもあった。あの「泳げたい焼き君」の歌が発売されて大ヒットする40日前に販売を開始した。たい焼きはお客さんに整理券を配るほど、売れに売れたという。
そして、そんな先代の作ったレシピだからこそ、創業当時の味を変えることなく受け継がれているのではないかと思う。
「ここを一度訪れた人は、何十年たっても変わらない味を食べることができる」
と小坂さんは話してくれた。

千日のぜんざいの特徴は、固めの氷と常に刃を研ぐことで生まれるふわふわの氷。氷の下にある甘い金時との絶妙なバランスが、最高に美味しい。

氷機械

この機械で削る。

氷機械2

刃がよく手入れされていてふわふわの氷に。

氷機械3

最後にコンデンスミルクをかけて。

氷機械4

この高さ!

千日は、お店の内装もシンプルでとても落ち着く雰囲気になっている。僕が気になったのは、クーラーではなくあえて扇風機を使用しているところだった。

店.1JPG

理由を小坂さんに聞いてみた。
「クーラーにしていると、新しく入ってくるお客さんはいいかもしれないけど、ぜんざいを食べていくと逆に体が冷えすぎてしまう」
と教えてくれた。
こんなところも長年お客さんに愛されている理由の一つなのかもしれない。

メニュー

この夏は、千日の美味しいぜんざいを食べながら、暑い夏を涼しく快適に過ごそう!

千日
住所:沖縄県那覇市久米1-7-14
電話:098-868-5387
営業時間:11:30~19:00(夏期は20:00まで)
定休日:月曜日

取材、文:シーサー星人

おいしい焼き鳥で楽しいひと時!やきとり大吉古波蔵店

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「やきとり大吉古波蔵店」は、2007年にオープンした焼き鳥店である。店長の国吉さんは、もともと地元銀行に勤める銀行員だった。しかし、45歳のときに奥さんに背中を押され、どうせやるなら自分の好きなことをやろうと思い切って早期退職。銀行員時代から好きだった焼き鳥のお店をやることにした。開店前には、三か月間大阪に「焼き鳥」の修行にも行ったという。

国吉さんはとても気さくな方で、1人でも来やすいということも、この店を紹介する理由の一つである。国吉さんが音楽好きなので、店内にはギターやドラムが置かれている。ジャズのレコードも多い。夜の9時と明け方にはライブ演奏も聴ける。私も、国吉さんのライブを生で聞いたことがある。とても楽しそうに演奏する国吉さんを見ていると、こちらもほっとするから不思議である。お店のBGMはジャズだったり、どこかレトロな感じで、他の「やきとり大吉」とは雰囲気が違う。国吉さんの話、音楽を楽しみに来る客も多い。

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全国〜海外に800店を展開する「大吉グループ」で焼き鳥を中心とするメニューは豊富だが、それぞれの店には店長のオリジナルメニューや工夫がある。国吉さんのお勧めのオリジナルメニューは「牛串ガーリック」だ。

私個人のおすすめは「チキンチーズ」(税抜140円)である。香ばしい焼き鳥の上のとろーりチーズが絶妙にマッチする1皿だ。女性にも人気がある。古波蔵店に足を運んだ際にはぜひとも食べていただきたい。

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やきとり大吉 古波蔵店
店主 国吉 実
〒900-0024
℡098-853-0900
住所 那覇市壷川2-13-1
だいたい年中無休
営業時間 夕5時~朝8時
ラストオーダー 朝6時

取材、文:シーサー星人