「ここってフルーツが食べれる場所じゃないんですか?」 観光客の人がパーラーのおばちゃんに向かってこんなことを言っていた。
気になったので聞いてみた。県外ではパーラーってどんなところ?
「パーラーって言ったらやっぱり資生堂とか、フルーツが食べられるところとか、パチンコだと思っていたけど、沖縄のパーラーはカフェと食堂の間って感じがした。道の側にある海の家って感じだね(笑)」
と話してくれた。
やはり県外と沖縄ではギャップがあるようだ。
沖縄の人にはパーラーは軽食屋のイメージが強く、県外にあるパーラーとは全然違った。
中部から北部にかけてパーラーを探してドライブをしていたらどんなに探しても全然見つからず、以前パーラーだった場所も閉まっていたり、こじゃれたカフェになっていた。
沖縄ではもうパーラーという言葉が死語になっているのではないのかと思うほど見つからなかった。
探し疲れて、昔からよく行くパーラーに行ってみた。
幼い子供からおじぃおばぁまで幅広い世代に愛されている「パーラー三角」は、やんばるの国頭村字桃原にある。店名の由来は三角形の形で海に突き出している土地にあるからとのこと。オーナーの島袋さんが昭和62年から始めて現在27年になる。もはや老舗のパーラーである。
島袋さんは
「みんなに愛されるお店にしたいさ〜。だから出来るだけ安くしてるわけさ〜」
と言っていた。
僕の一番のおすすめは「チキンバーガー」。
このボリュームで300円という安さ。
パンからチキンカツが大きくはみ出している元気のよさ。作り置きではなく、注文後に作り始める。だから、熱々だろうなとわかっているのに、つい大きくかじりついてやっぱりアチーッとなる。
次におすすめは「とりかわ」、250円。
皿にたくさんのった鶏皮は味付けが濃い一品。
写真は食べ始めてからあわてて撮ったので、少し減っている。
新メニューである「ロコモコ」。
これで400円というのも驚きだ。
ロコモコは息子さんがサーフィンをしていてハワイに行った時に覚えた本場の味という。本格的なハワイのロコな味が楽しめますよ♪
お店の後ろにはゆっくり食べられるスペースがあり、風通しがよく、くつろげる空間となっている。
お店の前のサトウキビ畑を抜けると、とても綺麗な海がある。そこで食べるのがお勧めだ。 やんばるまで来たら是非寄ってみては?
パーラー三角
住所: 〒905-1417 沖縄県国頭郡国頭村桃原23
Open11:00〜
定休日は特になし
取材、文:ヤンバラ〜
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